2017年11月30日木曜日

説明文は“具体的”かつ“シンプル”に〜授業で使える環境プログラム」を見ての依頼授業の事例〜

 小学校側からの依頼を受けて10月30日、札幌市立ひばりが丘小学校4年生に出前授業を行いました。
 札幌市環境プラザでは、「授業で使える環境プログラム」というパンフレットを出しています。
札幌市環境プラザが発行する「授業で使える環境教育プログラム」

 内容の本文「家庭の省エネ・節電説明会と、てのひらと氷での温度発電体験や塩と水で発電するマグネシウム燃料電池の紹介を行います」という一文を見た担任の先生から、わたしが所属するNPO北海道省エネまちづくり協会に依頼がありました。
「授業で使える環境教育プログラム」からの抜粋

 費用は無料ですが、「北海道(推進員のご担当)または、省エネルギーセンターへの依頼をお願いすることがある」旨を記してあったので、この件も担任の先生には快諾。
 省エネルギーセンターの無料派遣講師ご担当にも理解を示していただき、開催当日を迎えました。

 本番は2部構成で省エネルギーセンターの前半は「省エネ・節電」プログラムです。本編中もクイズや違い探しがあるのですが、さらにに「5分間シャワーを流しっぱなしにしたら2Lのペットボトル何本?」というクイズを出しました。

 最初は3本とか10本とか控えめなのですが、そこは4年生。間違いを恐れず、どんどん発言します。純真で、前向きな姿勢が小学生への授業の面白さかもしれません。(答えは最下段にあります) 後半は身の回りの微弱なエネルギーを使う発電技術「エネルギーハーベスティング」関連した発電床の紹介。ペルチェ素子を使ったてのひら発電体験。マグネシウム燃料電池のLEDランタンの点灯。ランタンの点灯はただ塩水を入れるだけですが、やりたい人を募ると全員が手を挙げる、異常な状態でした。
小学生たちの活発な発言の様子



 「授業で使える環境プログラム」は発行されて1年半経ちます。依頼は今回が初めてでした。ボヤッとした言葉を使わずに、“具体的にやること”を“コンパクトな文章にまとめる“ことが重要であることをあらためて認識させられました。




答え:ペットボトル30本(60L

  ※15分で一般家庭のバスタブ(約200L)が1杯分近くになります。

2017年11月28日火曜日

クリスマスツリーの披露でプレスリリース

 10月21日(土)から2日間、札幌市青少年科学館で開催される「環境科学展」は、わたしが会長を勤めるNPO法人北海道省エネまちづくり協会では6年前から参加するイベントです。

 今までは、子どもたちに新エネルギーの驚きを体験してもらうことを目的として、ペルチェ素子という半導体を手ひらと氷で挟むことにより発電する『てのひら発電体験』。 水と塩で発電する『マグネシウム燃料電池技術を応用したランタン点灯展示』を行ってきました。
てのひら発電体験
  今年度、新しくマグネシウム燃料電池で点灯するクリスマス ツリーを購入。環境イベントで展示することにしました。
マグネシウム燃料電池点灯するクリスマスツリーとLEDランタン

 このクリスマスツリーLED数は100球。直接海水また食用塩を利用して発電でき、電源 ないところで使える飾りライトです。 塩水約300mlで約一晩点灯。塩水を入れ替えると再発電します。マグネシウム合金の棒は合計120時間使えます。

 今回は、おそらく一般的には知られていない、マグネシウム燃料電池とそれを応用したクリスマスツリーをニュースとしてアピールすることになりました。
マグネシウム燃料電池のクリスマスツリーをテーマにしたプレスリリース

・マグネシウム燃料電池という「新規性」
・塩水とマグネシウムの化学反応での発電とクリスマスツリーという「意外性」

を打ち出すことにしました。

 9月に行われた、「えにわ環境・エネルギー展」では、イベント5日前と投函が遅かったので、今回は週間以上前に札幌市役所の市政記者クラブに投函しました。

 しかし、10月22日(日)は、折悪しく衆議院議員選挙の投票日。
ローカルニュースもいわゆるヒマネタを入れている余裕はないようで、問い合わせはありませんでした。

ただ、イベント3日前に、札幌市青少年科学館の担当者からこんなメールが届きました。

いよいよ、環境科学展が今週末の開催となります。
各メディア様に少しずつ取り上げていただいていますが、
昨日は、NHKでお昼に放送の「つながる@きたカフェ」にて
ご紹介いただきました。また、10/19発行の北海道新聞の
週刊イベントガイドに掲載していただく予定でございます”
札幌市青少年科学館から届いたメール

 担当者側もプレスリリースを出しているはずなので、しっかり検証ができているわけではありませんが、「『環境科学展』全体のPRにはなったかな?」と思っています。


2017年11月11日土曜日

地元のフリーペーパーに掲載されました


  「恵庭初のうちエコ診断」をうたったプレスリリースを恵庭市環境課の協力を得て、恵庭市役所の記者クラブに投函してもらいました。

 本来は2,3週前という投函タイミングがいいのですが、
今回は、イベント開催5日前の投函となったため、マスコミの反応は全くありませんでした。
えにわ環境・エネルギー展の案内看板

 しかし、イベント当日、千歳恵庭の生活情報紙「ちゃんと」の編集者が取材に来ており、
当協会の展示に興味をもって、取材をしていただきました。

半導体をてのひらと氷で挟んで発電体験
ただ、資料として少ないので温度差発電やうちエコ診断、それから遅ればせながら今回のイベントのプレスリリースをその日のうちに送りました。

わたしも元々マスコミの人間。
「取材されても、掲載が必ず行われるわけではない」のは、よくわかっています。
ですから、あまり期待していなかったのですが…。

PC ソフトを使ったうちエコ診断

 3日後に掲載が決まったとの連絡がありました。
わたしの持論、
「全国ではなく、地方で。新聞やテレビではなく小さい(「ちゃんと」さんには失礼ですが)媒体から」が検証できた事例となりました。





千歳・恵庭の生活情報紙「ちゃんと」2017年9月29日号より
 皮肉にも、プレスリリースの効果が全面的に発揮されたということではありませんが、出すこと、出し続けることに意義が見いだせました。


これからも、いろいろと検証をしていこうと思っています。