2017年5月23日火曜日

テレビディレクターはどこからネタを探してくるのか?

テレビのネタは何から見つけているのか?

 番組ディレクターはいつもネタ不足です。時間をたくさん使って、情報を探したいのはやまやまですが、何でもかんでもやみくもに探して見つかるわけではありません。わたしがこのことについてみなさんにお話する時、よくクイズを出します。

ディレクターは何からネタを探してきているでしょうか?
  1. インターネット
  2. 新聞・雑誌などの紙媒体
  3. 他局のテレビやラジオ番組
あなたは、どれだと思いますか?

答えは2の新聞・雑誌などの紙媒体です。
意外と思われるかもしれませんが、ディレクターが企画を立てる場合や企画会議など題材としてのぼるものはほとんど新聞雑誌です。
私がよく参考にする新聞・雑誌

 ちなみに、インターネットは新聞や雑誌で見つけたキーワードが「世の中に浸透しているか」や「扱っている人、行なっている人がいるか?」を検証するために使います。
 さらに扱っている会社などの信用度を確かめるためにも見ます。

 インターネットはネタ探しの最初の段階では重要でありません。ただやみくもにネタを探すための検索は時間がかかるだけで、あまり効果的ではありません。

そして、他局で放送されたネタ。たいていのディレクターは嫌がりますが。私の場合、他局のテレビやラジオ番組で放送された題材も扱いました。そこに自分ならではの差別化つけられる可能性があると思ったからです。

 他局の番組を見て、「これはおもしろい」と思った場所や人にはよくアポを取らせていただきました。「昨日◯◯局で見たのですが」と電話をかけると、よく驚かれたり、笑われたりしました。まさかすぐに、テレビを見たお客様より早く他局から連絡があると思われないのが取材される側の実感でしょう。

マスコミデビューの早道は新聞・雑誌

 特に、新聞の記事は世の中の関心に近い話題が載っています。日替わりで話題が見つかる可能性が高いのです。放送局では一般紙も含め業界紙、地方紙なども定期購読しています。特に北海道では小ネタが豊富な北海道新聞は必ず目を通します。私が見ていたのは札幌圏、社会面、経済面でした。全国紙が扱わない街ネタが豊富なのです。

また、新聞・雑誌の流行を伝える記事は、1社(カ所)だけではなく複数社を載せます。1社だけのコメントはその会社だけが言っていることで、ともすれば宣伝ととらえられがちです。テレビ関係者はこれを最も嫌います。複数社のコメントが載っていれば、流行として紹介できるというわけです。

 例えば、グラノーラというシリアルの市場が伸びている話題がありました。記事の内容は、
「グラノーラの国内市場は過去3年間で3倍に伸びている(2015年時点)。ポテトチップスを手がける大手菓子メーカーも道内に生産拠点を作り増産する。札幌市内のグラノーラ製造メーカーも農協関連会社と提携し、玄米を使った新商品を出す。札幌市内には専門店も登場し、店独自に作ったパック詰めを売り出し30代~40代の女性客に人気」
と記事内にはメーカー2社、専門店1店と複数のことが書かれています。

よって、「新聞・雑誌に取り上げられるのがマスコミデビューの早道」と言えるのです。

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