2014年2月8日土曜日

札幌のテレビ局の中継には手稲山が見えることが第1条件


私はおよそ4年間、札幌近郊で中継担当をしていました。
中継に大切な条件があることをごぞんじですか?
実は電波が飛ばせること…。



              北海道のローカル局のテレビ送信所が並ぶ手稲山


「そんなのあたりまえだろう」とおっしゃる方、
実は昨今のマンションなどの高層化で電波を飛ばせないところが多いのです
「衛星に飛ばせばいいだろう」
そうおっしゃる方も多いと思いますが、なかなか情報番組では使えません。
北海道のローカル局の番組は制作予算が少ないため、「なるべく衛星を使いたくない」というのが本音です。なぜか?それはお金がかかるから…。

放送局の中継方式には基本的に2つの方式があります。
みなさんご存じの衛星。そして、マイクロ波というものを使って自局のアンテナか手稲山の送信所飛ばす方式です。
私はUHBNHK札幌でしか中継を経験していませんが、
技術関係者に聞いたところ衛星回線を使うと民放では1分あたり8000円。NHKでは3000円かかるといいます。

マイクロ波は回線使用料がタダ。中継には通常の取材より人手がかかるので、マイクロ波が飛ぶことが第1優先になります。
これがなかなかやっかい。見通しがよければ、50キロメートル以上は届くそうですが、昨今の建物事情として、中心街はさることながら郊外までも建物の高層化が進んでいます。ですから、中継ディレクターは中継場所から手稲山が見えるか確認します。
自分の目高で見えなければ、屋上に上ったりもします。
私がNHKで情報番組の中継をしていた時は
「手稲山が見えない=中継はできない」ということでした。

ですから、打ち合わせなど移動中に手稲山が見えると、ネタがあるわけでもないのに意味もなく「この場所から中継ができるんだ」と思ったものです。

中継担当時は毎日、どんな時も手稲山を見ていた気がします。

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